筑波大学発ベンチャー、CrestecBio株式会社への出資を決定

株式会社Newsight Tech Angels(本社:東京都中央区日本橋、代表取締役 瀬尾亨、以下「NTA」)は、術後の再灌流障害による重症化へのソリューションを提供する創薬開発系スタートアップ CrestecBio株式会社(本社:茨城県つくば市、代表取締役/CEO:丸島 愛樹)に対して投資を実行したことをお知らせいたします。

CrestecBioは、重症虚血性脳卒中に対する高分子ミセル製剤(開発番号:CTB211)を研究開発する創薬型バイオテック企業です。CTB211は、ブロック共重合体にラジカル捕捉・消去剤のニトロキシラジカルTEMPOを共有結合で担持させた粒径20-30nmの高分子ミセル製剤です。これまで筑波大学においてレドックスナノ粒子として研究開発されてきました。CrestecBioは、すでにサルでの大動物実験を試行し、Proof of Mechanismデータおよびin vivo Proof of Conceptデータを保持しています。

NTAは資金提供のみならず、我々が持つ国内外の臨床開発領域での高い専門性を活かし、CrestecBioの研究開発に貢献していきます。また、NTAの広いネットワークを活用し、グローバルにおける製薬会社の事業開発への橋渡しと今後の資金調達を支援していきます。今回のシードラウンドの調達により、CrestecBioが臨床試験開始に向けてデータパッケージの強化を進め、やがては再灌流障害の心配のない医療環境の構築に貢献することを期待します。

NTAからの日本国内スタートアップへの投資は今回が初めてです。日本において稀有なバイオテックの専門性を持つエンジェル投資家として、NTAのグローバルなネットワークと豊富な経験をもって支援できることを大変嬉しく思います。NTAは引き続き日本のスタートアップの世界進出を支援していき、「国の枠を超えたダイナミックなエコシステム」の構築に貢献していきます。

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